引き続き会長職を続けさせていただく事になりました。よろしくお願い申し上げます。
まだまだ新型コロナウィルス感染症の流行は収束せず、物価上昇や気候異常など私たちの日常生活も、安全や安心とは言えません。しかしこのような時にこそ、一人一人が健康のチェックを行い、病気があれば早期に治療することが大切です。台風が去ったあと屋根や家のチェックし補修するのと同じです。守口市では癌検診や市民健診を行っておりますのでご利用ください。また、将来に向けて、精密で精度の高い検診を医師会は考えて参ります。例えば、胃の内視鏡検診の導入や低線量CTを用いた肺癌検診も必要となるでしょう。癌は少しでも小さく早く見つけると、生存率が上がるからです。
また、医師会として10万回を超える新型コロナウィルスのワクチン接種を行いました。それでも約1万5千人の市民が罹患され、全国の水準より高く、今後もワクチン接種などを進める所存です。またワクチンは新型コロナウィルスだけでなく、高齢者の方への肺炎双球菌ワクチン、妊娠や出産の御年齢の方への風疹や子宮頸癌のワクチン、小児や赤ちゃんの法定予防接種、更にはサル痘などの新興感染症なども予定されています。何れも、かかりつけ医とご相談され、健康状態やワクチン接種の副反応などを理解された上で、可能な限り接種いただきますようお願い申し上げます。
災害救急対策について、残念なことに新型コロナウィルス感染症の流行により大規模な災害避難訓練は行えておりません。今後各機関と歩調をそろえ実施してまいります。以前は守口市に津波は来ないという前提で計画されていましたが、最近では広範囲の洪水や東南海地震も含めた対策を考えることとなりました。また、狭い場所で大人数の死傷者が出る事件や事故も起こっており、今までとは違った、実効性のある防災対策を考えて参ります。
医師会は、地域医療の専門家の集団として行政に協力し提言や助言を行い、市民の皆様の健康をお守りするべく奮闘して参ります。なお一層のご理解とご支援をお願い申し上げます。
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